White Lie 2012年10月
White Lie

プロフィール

ArleP

Author:ArleP
ライブに行ったりBDを見たり。
ニコマスオールタイム100選



最新記事



カテゴリ



最新コメント



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




CAN YOU CELEBRATE ?




かつて、自分の事を「ハニー」と呼んで慕ってくれていた彼女。
彼女は今日、自分ではない男と結婚する。

一時は彼女の事を誰よりも大切に思っていた。
担当アイドルとして、そして一人の女性として。
自分が彼女を、彼女が自分を、幸せにするのだと、そう本気で考えていた。

しかしそれは違っていた。
二人の道はいつからか交わる事はなく、別の誰かへと繋がるものとなっていた。


そして、彼女は今日、自分ではない男と結婚する。
過去に彼女を担当したプロデューサーとして席に着いている自分。

何故自分がここに呼ばれたのか。
知人に招待状を押し付けられたあの日から、その疑問に答えは見い出せない。
席に着いた今でも――止めよう。
いくら考えたところで、自分はただの知り合いだ。
決して彼女の隣に座る事はない。


式の最後に彼女が一曲披露するという。
この居心地の悪い空間に自分がいた理由。

何年か振りに聞く彼女の生の歌。
そして、自分が聞く事が出来る、最後の歌。

彼女の歌が好きだった。
プロデューサーとして、そして一人のファンとして。
煌めくステージを降りる彼女の歌を聴けるのはこれが最後になるかもしれない。

小さなステージに立つ彼女。
右手にはマイク。
衣装がウェディングドレスでは、ダンスは無理だな。
しかし本当、悔しいぐらいに何でも着こなしてしまうんだな。

職業病のような思考を振り切って、彼女の顔を見る。
嬉しそうな、照れくさそうな。とても幸せそうで――
彼女と目が合った。
彼女は自分を見ていた。
彼女はずっと、自分を見ていた。

どうして、あんな表情をしているのだろう。
どうして、自分を見ているのだろう。

どうして、今でも自分に何かを求めているのだろう。


そして彼女は曲名を告げる。






スポンサーサイト


テーマ:アイドルマスター - ジャンル:アニメ・コミック




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。